「皇貴妃の宮廷」第１６話

それには小宛の件が絡んでいます。
蘭貴妃は、小宛を宮中に留めるために、わざと反発するように仕向けた、と言っていたのです。
しかし、それは、小宛を留めるためどころではなく、本気で追い出すつもりだったに違いない、と皇帝は推測します。皇貴妃の宮廷 DVD
「皇后になるために皇帝を欺いたのね」
皇太后はそう理解します。

しかし、蘭貴妃の伯父である議政王大臣会議の主席・鄭親王が情報を探りに来ていて、皇太后はつい蘭貴妃の立后をほのめかしてしまっています。特工皇妃楚喬傳 DVD
それが裏切られたと知れば、失望するどころか反発を招きかねません。

どうすればいいのか、と皇太后は皇帝に相談します。
皇帝は「蘭貴妃を皇貴妃に昇格させよう」と提案します。
それで鄭親王家をなだめ、皇后廃立の衝撃も緩和出来るでしょう、というわけです。

皇太后は「実は私にも提案がある」と言い出します。外科風雲 DVD
皇后が蘭貴妃に陥れられたのなら、廃后そのものを考え直さないか、というのです。
「廃后には同意されたはずです」と皇帝は訳がわかりません。
「頼りない蓉貴妃を立てるくらいなら、
もう一度皇后に機会を与えてやってはどう？」

「徳のない皇后は容認できません」
と皇帝は承諾できません。特工皇妃楚喬傳 DVD
ただし、と皇帝は、条件に応じて下さるなら考えてもいい、と言います。
その条件とは、
「菫小宛に妃の位を与えさせてください」というものでした。